Tasty Uをギッチギチの妄想で染めて考察してみた

 

 

 

まぁ、題名通りなんですけど。

 

今回のアルバムで1番好きな楽曲がTasty  Uなんですね。歌詞があんな感じだから妄想するしかない訳ですよ。公式から売られた喧嘩は買うっきゃない!

 

 

先日、コンサートの興奮冷めやらぬまま、Twitterで考えたものをずばばばーっと投下して見たものの、なんだか一晩経つとしっくりこなくて、もう少し視点を変えてみようと思って書いてみました。

 

 

恐らく、許されざる恋愛、みたいな感じで一人だけの心情に準えた歌詞だと思うんですが、敢えて男性を二人にして心情に割り振ってみました。故に整合性が取れてない部分もあるかとは思いますが、そこはご愛嬌で。

 

 

 

無自覚に翻弄する女性に揺れ動く二人の奥底に渦巻く本音?という形で解釈したことになります。

 

 

 

 

 

~みんさん的妄想に則ったTasty Uの楽しみ方~

 

 

①まずは推しを一人選びます。

 

②もう一人推しを選びます。

 

③どちらを本命、浮気相手にするかを死ぬ気で選びます。

 

④今から繰り広げる妄想に当てはめて楽しんでください。

 

 

 

 

 

非常に簡単、単純明快ですね。

それでは行ってみましょう。

 

 

あたしですか?

当たり前に八乙女くん(本命)と伊野尾くん(浮気相手)です。

 

 

 

 

@本命くん(八乙女くん)

 

→  “ 愛する事は、許すこと。 ”

 

心の底から彼女を愛してるし、彼女からも愛されてる筈なのに、与えられる愛情に微かな空虚を感じてしまう。核心に触れれば全てが終わる事を恐れて踏み込めないまま、今日も彼は彼女の不透明な嘘を許す。

その無償の優しさが、人を不安にさせてしまう事を分からずに。

 

 

@浮気くん(伊野尾くん)

 

→  “ 愛する事は、奪うこと。 ”

 

奪い取ることでしか恋や愛の意味を見い出せない可哀想な人。いつものように手に入れた筈なのに、心だけは何処か別の場所に置いてきたような表情をする彼女に、気が付けばのめり込んでいた。

愛したいと思えば思うほど、愛されたいと叫ぶ心が痛む。

 

 

 

 

※ここで出てくる彼女について簡単に解説

 

過去の恋愛で傷付き、相手に全てを曝け出してしまう事に言いようのない不安を感じている。

本命くんが自分に注いでくれる際限のない愛情に浸りながらも、いつかこの恋も終わってしまうのなら、と真摯に向き合うことが出来ずにいた。

 そんな不安な感情の隙間に流れ込んできた浮気くん。秘密裏に身体を重ねる度に彼の読めない心を覗いてみたいと思う反面、彼にのめり込んでしまう事への恐怖が影を落とす。

 

 二人の間で天秤は揺らぐ、最後に傾くのはーーーーー・・・

 

 

 

 

 

 

 と、まぁ大体の人物設定を書き出してみました。いのひかで考えてますが、置き換えが効くようにあまり二人と直結するような個性は出さないようにして、色んなメンバーで試せるようにしたつもりです。

 

 

ではでは、歌詞の流れに沿って抜粋しながら邪推していきますね。

 

 

 

 

 

壊れてしまいそうな指先
マニキュアが漂わす甘い香り
口元が少し動く瞬間が
僕らの夜 始まりを告げる Open the love game

 

 

⇒まぁ言わずもがな浮気くんとのベットインになる訳ですけども。手元の描写が続く感じ、互いの指を絡ませて体温を分けながら高め合う夜の始まりっぽくて好きです。

全然夢ないこと言いますけど、マニキュアって甘い匂いしないじゃないですか。シンナー?アルコール臭いというか。その匂いすら甘く感じて、気持ちが高ぶる要因になるくらい好きってことですよね。

 

それまで言葉少なだった彼女の色づいた唇が、誘うように動けばもうそこからはさっきまでのまどろっこしい動きは終わってそっからはもう、あれ、うん、あれ、ですよ、うん。

 

 

 

 

可憐なその笑みで 隠した傷跡は
夜に滑って溶けてゆく

 

 

⇒好きだからこそ、ふとした瞬間笑顔の隙間に覗く寂しそうな表情の意味を知りたくて、それでも踏み込めずに夜は更けていくのです。踏み込まないことこそ、愛だと思ってる本命くん。でも、気付かぬ内に己の首を絞めてる。

隣で眠っている彼女を見つめながら、怖くて聞けないその質問を夜の静寂に溶かしていく。頭を撫でて、手に伝わるその温もりだけが、今唯一信じられるものなのかと思うと、不安で胸がザワつく。

 

溶けていくっていう描写がすごく好きです。意志とは裏腹に、っていう背景が見えてくるので。

 

 

 

 

綺麗に無邪気に永遠に
君とロマンスに揺れる約束さ

さよならに触れずにおやすみ
あの夜まで戻れるのさ
嘘なんてもう要らない
「愛したい」

 

⇒一番の歌詞は本命くん。

 例え別の誰かと夜を過ごしていたとしても、【綺麗】で【無邪気】な君は僕にとって【永遠】だという解釈。(クソ重くてすいません)

【あの夜】っていうのは浮気される前の夜を指していて。まだ自分だけの彼女だった頃にどうか戻ってくれますように、という願いを込めて微睡む彼女におやすみを告げる。何度言おうとしたか分からない “ さよなら ” を、また伝えられずに飲み込みながら。

 

今よりもっと深く、激しく【愛したい】

 っていう嫉妬が渦巻くドス黒い感情だといい。

 

 

 


Bitter な静寂すら君は
楽しんでいるように空を見てる
裏腹な言葉だけを見透かして
絡んだ紐 運命を解いていく My girl

 

⇒元々お喋りが多い方ではないけれど、二人で過ごしても無言が増えたこと。浮気相手との逢瀬が始まってから、見たことないような憂いが横顔から溢れていること。絡まった紐の様に募る焦燥感。

それでも彼女に触れられれば、その気持ちはいとも簡単に結び目が緩むように解けて、最後に微かな甘い痛みを残すだけ。【運命】を【解いた】先には実は何も無いよっていう。

 

 

大体彼女の浮気に気付いてんのにそれを見逃してる(ふりしてる)時点でどうなんだって話ですけどね。

 

 

 

 

危険なルーレット このスリルに賭けて
君を 奪って駆けてゆく

 

⇒この場合の【危険】は本命くんにバレるバレないの問題ではなく、 “ 略奪 ”  か “ 決別 ” かということになるかと思うんです。

手に入れれば今より更に彼女にのめり込んで心の奥まで蝕まれる。手放せばいつまでも眩い残像に手を伸ばし恋焦がれる。どっちに転んでも浮気相手にとっては危ない橋を渡るようなもんで。イコール【スリル】ですね。

 

次の一行で浮気相手がどちらを選んだかっていうのは、もう言わなくても分かると思います。なので言いません。

 

 

 

 

最後に嫌いになれずに
君の駆け引きに踊る約束さ
情熱に淫らにおやすみ
あの夜へと誘うのさ
まやかしはもう要らない
「愛して」

 

⇒重要なのは、彼女が浮気相手に本気で色恋の感情を抱いていないことです。心の片隅にはやはり本命くんがいて、そこは揺るがないというか。

勿論彼女に本命がいるのも知ってるし、割り切って過ごしてきたつもりだったのに、【駆け引きに踊らされてた】と気付いた時には、もう抜け出せない程に彼女に溺れていた浮気くん。

 

一番では本来の意味での【おやすみ】と解釈しましたが、二番での【おやすみ】の対象物は感情だと捉えます。

身体を重ねてる今この瞬間だけは、俺のことだけ考えて。彼氏への愛情はどうか眠らせて。っていう意味の【おやすみ】かなぁと。

いくら抱きしめて奥まで触れて愛を囁いても同調の台詞は返ってこない、どうにかなりそうな身体の熱だけを共有する関係。

そんなまやかしの関係はもういらない、という決意と【愛して】という本音。

 

 

 


悩ましく涙ぐむ君の瞳に映る
僕は今放つのさ 言い訳に代わる言葉

 

⇒ 最後までどっちサイドで書くか迷ったんですけど、どっちとも取れますよねこの台詞。

 

【言い訳に代わる言葉】ってことは、取り繕った虚勢は捨てた心から溢れ出るありのままの言葉ってことになるだろうし。そうなると、サビで最後に出てくる【愛したい】と【愛して】が当てはまるのかなぁと。

 

 

愛したい人と、愛されたい人。

 

受動的と能動的で一見相対しているように見えるけれど、根底には自分だけの唯一の人でいてほしいっていうある種の独占欲みたいなものがあるのかな、と考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

終わったー!

 

いやはや、考えてる間にも、いやじゃあこういう解釈もあるよね、でもこっちも捨て難いし・・・ってころころ変わってました。多分しばらくして読み返したら新しい解釈が生まれているかも知れません。

 

まぁ、現時点でのみんさん的Tasty Uはこんな感じですね。お粗末さまでございました。