拝啓、渋谷すばる様。

 

 

 

 

 

現実味のない発表から、私の中の時間はあの日で止まっているように思います。

 

実際には起きて、電車に揺られ、仕事をこなし、帰宅して、ご飯を食べ、お風呂に入り、眠りにつく。発表前となんら変わりない生活に見えても、中身が無いような気がしてならないのです。

 

 

 

 

まずはなにから話すべきなのでしょうか。

 

言いたいことは山ほどあるはずなのに、いざ言葉にしようとすると、胸につっかえて上手く出てきません。

ですので、支離滅裂になるかとは思いますが、どうかお読み下さい。

 

 

 

 

すばるくんの歌声は、まるで魂を削っているようでした。

 

生で聴く度、私はそれを身体で実感していました。

 

すばるくんから放たれた声が、心を揺さぶる感覚を何度も感じました。

 

 

ファンの贔屓目と思われるかもしれませんが、本当にそう感じました。

 

 

 

その姿は、たとえ何歳になっても変わること無くそこにあって、関ジャニ∞と一緒に私達も歳を取るのか〜と友達と笑いあっていました。

 

 

 

 

でも、そうではなかった。

 

そうさせてくれなかった。

 

 関ジャニ∞が、そうさせてはくれなかった。

 

 

 

 

ファンが夢見る景色とアイドルが夢見る景色が必ず一致するとは限りません。

 

でも、それはこの先目指す方向性のほんのわずかな相違であって、メンバー全員で未来を歩んでいくという大きなベクトルの違いは、あるはずがないと思っていたんです。

 

 

すばるくんがその大きな瞳で見据えている未来に、メンバーはいない。

 

 

その事実を知った時の、いろんな感情が綯い交ぜになった気持ちを、私はまだ消化出来ずにいます。

 

 

 

 

記者会見は、見ていません。

 

 

いや、正確に言うとネットニュースでは見ました。

文字と写真だけが並べられた温度が伝わらないそれは、嫌でも目に入ります。 

 

 

 

動画では、見れません。

 

それを見てしまうと、七人の関ジャニ∞が完結してしまう気がして。

 

いや、実際にあなた達の中では完結しているのかもしれないけれど、そんなのは認めたくないっていう只の私のエゴです。

 

 

 

物わかりの悪いファンでごめんなさい。

 

 

私は、まだ自分の記憶の中にある七人の関ジャニ∞に縋り付いています。

 

しょうもないことで笑い転げる姿も、目を真っ赤にして泣く姿も、アンコールで手を強く握り合う姿も、

 

 

なにより、家族以上の大切な存在に囲まれて、歌を紡ぐその姿がある景色は、

 

 

私にはいつまでも七人のままなのです。

 

 

 

 

いつの日か受け入れる日が来るのかも知れません。

 

 

それは数ヶ月後かもしれないし、数年後かもしれないし、もしかすると今後ずっと受け入れられることはないのかもしれないけれど、

 

受け入れられる日が来るまでは、

 

 

私の大好きな七人を心に留めさせてください。

 

 

 

 

 

敬具