同期岡くんについて本気出して考えてみた





同期入社の有岡くん。配属先が同じになったのがきっかけで仲よくなります。
愛され気質でみんな大好き有岡くん。だけど少しおバカ。そこも愛されポイント。“ 御中 ”を「あー!ごなかっすよね~」って言っちゃうタイプ。
(みんなの前では「嘘嘘!ボケただけっすよ~!」って笑ってるけどひとしきり終わったあとにコソっと「ねぇ、あれなんて読むの・・・?」って聞いてくる裏ネタ付き)




そんな有岡くんはあたしのことが好きなんだけど、あたしは一つ先輩の伊野尾さんが好きで。有岡くんのことは同期でいい友達としてしか見てないから、伊野尾さんのことを相談したりするんです。その度に胸を痛めながら笑顔で話を聞いてくれる有岡くん。「頑張れ、俺、応援してるから!」って言ってくれるけど内心は俺が奪っちゃいたいとか思ってるロールキャベツ系男子有岡くん。トイプーかと思ったら狼だったよねって話。




そんな有岡くんと飲みに行くのはもっぱら安い居酒屋。




「なに食べる?」
『なんでも!あ、でもだいちゃんセンスないからあたし選ぶ』
「うるせぇよ」




っていうやり取りを毎回する。二人とも飽きずに毎回する。なぜならお酒が入っているから。




そんで毎回飲み過ぎて潰れるのはあたし(というか有岡くんが破滅的に酒が強い。チャンポンしても平気。)で、毎回家に送り届けてくれるのは勿論有岡くん。そんなんだから鞄のどこに玄関の鍵が入ってるとか、ミネラルウォーターの位置とかも全部知ってる有岡くん。


ミネラルウォーターを取って来て飲ませて寝かせるまでが一連の流れになってて、玄関の鍵かけてポストの中に入れて「鍵、ポストに入ってるよ?」ってLINEまでご丁寧に入れてくれる有岡くん。ここまでやって彼氏じゃない有岡くん不憫過ぎて涙出そう。




そんなある日、伊野尾さんに彼女がいることを知ってしまったあたし。実は有岡くん、伊野尾さんが彼女持ちなの知ってました。これは自分の口から言うべきじゃない、って分かってるんですさすが有岡大貴!\よっ!爆モテ!/



仕事中はなんとか平然装ったけど、やっぱり失恋が辛くて落ち込んでたら終業後にデスクまで来てくれる有岡くん。元気が無いことには敢えて触れずに、今日空いてる?飯食いに行かない?ってさりげなく一人にしないようにしてくれる有岡くんの優しさに、職場出た途端泣き出すあたし。何を言うわけでもなくふんわり笑って頭ポンポンしてくれる有岡くん。




「あーもうほら泣くな泣くな」
『う゛ん・・・』
「なんか美味いもん食いに行こ?なにがいい?」
『やきにく・・・にくたべたい・・・』
「ちょーがっつり!いいよ!今日は俺が奢ってやる!」
『ありがとうだいちゃん・・・ご飯は大盛りで・・・』
「出血大サービス!何食っても許してやる!」




でまぁ食べて飲んで案の定有岡くんが送り届けてくれて、いつも通り寝かしつけてくれるんだけど、不意に伊野尾さんのこと思い出してまた寂しくなって、『だいちゃんが、すきなひと、だったらよかったのにな、』って言っちゃうあたし。その言葉に一瞬固まった後、「ばーか。いのちゃんより、・・・俺よりいい人なんか沢山いるって」って笑う有岡くん。どこまでもいい人でいようとする有岡くんに全世界が涙する。



しばらくして寝たあたしをベット脇に座り込んで見つめる有岡くん。さっきのあたしの言葉がループして、我慢出来ずに思わず頬にキスしちゃった有岡くん。



鍵を締めてポストに入れた音で我に返って「(なにやってんだろ・・・)」って恥ずかしさで思わずドアを背にして座り込んで口元抑えちゃう。その夜だけ動揺してたからLINE送るのうっかり忘れちゃう有岡くん!!!!!






数日後、有岡くんが後輩に告白されたらしいという噂を耳にしたあたし。友達だからなんとも思わないはずなのに何故か胸がツキンと痛みます。



なんで?どうして?いっぱいいっぱい何日も考えて考えて気付くのです。いつも自分のそばにいてくれて、優しさで包んでくれていたのはDAIKIARIOKAだと!!!




その夜、久しぶりに二人で飲みに行く事に。




『ねぇ、』
「ん?なに?」
『告白されたの?』





いつもの居酒屋、いつものメニュー。“ いつも通り ” を装うのに精一杯なあたし。お酒の味なんて分かんないし当たり前だけど酔えません。



あー・・・聞いたの?、とバツが悪そうに呟いた有岡くんは、生ビールを飲みながら別部署の二歳下の子だということ、今は返事を待ってもらっていること、でも、悪い気はしないということ、多分付き合うと思うということを教えてくれるのです。




このままじゃ、取られちゃう。でも今更告白なんてできない!どうする俺!と葛藤したものの結局何も言えずお開きに。





帰り道、珍しく泥酔じゃないから隣に並んで家まで送ってもらいます。いつもは家の中まで送ってくれる(泥酔してるから)けど、今日はマンションのエントランスの前まで。



じゃ、また月曜な、と背を向けて歩き出す有岡くん。ここで行かなきゃ女が廃るぜガンバレッツゴー!!!!!ってな訳で腕を掴みます。ちょっとつんのめる有岡くん。はいかわいい。





「っと・・・なに、?きもちわるい?」
『・・・』
「どしたの」
『・・・だ、』
「ん?」
『やだ、』
「やだって、」
『かえっちゃ、やなの』
「・・・」
『だいちゃん、かえらないで』





・・・・・・・・・無言。お互い無言。言い出したものの何も言ってくれない有岡くんに気まずさMAX。今なら冗談だよ~っ!って笑い飛ばせるかも・・・と俯いてた顔を上げたら、思ったより切羽詰った顔をした有岡くんと目が合って固まるあたし。





「・・・ねぇ、」
『なに・・・?』
「自分が何言ってるか分かってんの」
『なに、って』
「そんなこと言われたら、調子乗っちゃうし、それに」




切なそうな、でも完全に雄の顔をした有岡くんにこう言われちゃいます。





「俺、我慢できる自信ないよ・・・?」




・・・

・・・・・・





焦らさないでさぁ突き刺して~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!






書きながら爆モテ有岡大貴とんでもねぇな・・・ってヒイヒイ言ってた。とりあえずこれを映像化するまであたしは死ねない。だから生きる。生きねば。(BGM:松任谷由実『紙ひこうき』)




朝チュン?はまた次の機会にでも~