Puppy Boo×Hey! Say! JUMP(ベスト先輩ver)





そのいち、薮先輩。


仕事は完璧。なのにそれに驕ることはせず、誰にでも優しくて後輩のフォローはバッチリ、ニコニコ笑顔で部署内でも人気の薮先輩。
でも何故かあたしだけには少しだけ意地悪。なんでかな~~~~~なんでかな~~~~って悩む日々。嫌われてるのかなって落ち込んでる日々。



そんなある日、資料室で欲しい書類を探していると手を伸ばせば届きそうな高さに発見。踏み台は少し遠くに置いてあるし、面倒臭いから思いっきり背伸びしてなんとか取ろうと必死に頑張ってたら、
突然左肩に手を置かれて、右後ろから腕が伸びてくるんです。(ホラー)驚きで声も出ない私なんて放ったらかしで、書類はひょいっと奪われて後ろからくすくすと笑い声。



「これでしょ、取りたかったの」



手に取った書類をひらひらさせるヤブッチ先生。



「いつからいたんですか・・・」



ん?取れなぁいって独り言言ってる時くらいからかな~、って呑気に言いやがる薮先輩。だがしかしここであることに気付く訳ですよ。目の前は書類の棚、後ろには薮先輩。肩には手が添えられて逃げられない。




こ、これは俗に言う逆体勢壁ドンでは・・・!!?!(トゥンク)



恥ずかしさで何も言えず俯いているあたしを見てまた笑い出す薮先輩。



「耳、赤くなってる。・・・何想像してんの?」



ごめんなさいやましい後輩でごめんなさい薮先輩とのあれそれなんて言えない・・・






そのに、髙木先輩。



なんでも着こなすスタイルの良さと切れ長のクールな瞳。周りのことはよく気が付くのにちょっと天然、見た目は怖いけど笑うと可愛くてそのギャップが人気な髙木先輩。



定時を少し過ぎ、同僚達が帰っていくなか、不意に髙木先輩に呼び止められます。
書類の確認を軽くした後、じっと顔を見つめてくる髙木先輩。



『あの、なんかついてます・・・?』
「あ、いや、なんか元気ないから」



さすがよく気づきます、実は仕事でミスをしてしまい落ち込んでました。同僚にはバレてませんが髙木先輩にはお見通し~~~~~~!!!!!!(背負い投げ~~~~!!!!!!のテンション)



『あ、ごめんなさい・・・』
「今でも十分頑張ってるからさ、あんまり無茶しないこと。分かった?」



ちゃんと見ててくれたことが嬉しくてありがとうございます・・・と半泣きで言ったら優しく微笑んで頭をポンポン撫でた後、「だって、倒れたら俺が困っちゃうもん」と謎のラブミサイルをBoon!!!!!!!と投下して帰っていくんですよ・・・髙木先輩含み持たせすぎ・・・そういうとこ好きだよ・・・





そのさん、伊野尾先輩。


何を考えてるか分からないから、ついたあだ名はミステリアス。でもそれがいいらしい。眼鏡を取ると美青年になるという少女漫画もびっくりの麗しさ。



そんな伊野尾先輩とひょんなことからお付き合いできることに。でも誰にも秘密なので社内では最低限の会話のみ。



ある日、伊野尾先輩から『まだ終わんないから先帰ってていいよ』とラインが。確かに月末月初は忙しいし、仕方ないかと思いつつ、少し寂しいので飲み物でも差し入れしようと思い立ったのです。



缶コーヒーを持って経理部を覗くと、電気がついているデスクは一つだけ、残っているのは伊野尾先輩だけ。



いつもとは違う真剣な表情にあぁあやっぱり伊野尾先輩かっこいい・・・ってデヘデヘしてたら



「覗きとか趣味悪ぃな」



とか突然声かけられて驚きで缶コーヒー落としちゃうよね。慌てるあたしを見て笑う伊野尾先輩。



『だって、・・・』
「俺がかっこよくて見惚れてた?」




そう言ってヘラヘラ笑いながら眼鏡を流れるように外す伊野尾さん(エロい)、ぐーっと猫みたいに伸びをする伊野尾さん(セクシー)、ひょいひょいと手招きする伊野尾さん(桃源郷



その一連の動作の美しさに充てられて動けないあたしを見て、頬杖つきながら言い放ちます。




「近付いてくんないと、なんも出来ないんだけど」




な、なんだこいつぅ~~!!!?!?(@ジョイマン)




とどめに「おいで」って言われちゃうもんだからもう止められない止まらない。ありがとう伊野尾先輩。あなたがエロくてあたしは幸せです。






そのよん、八乙女先輩。


ムードメーカーだけど仕事中は真面目で厳しくて、怒ると少し怖いけど失敗した時はちゃんと助けてくれるし面倒見のいい頼れる八乙女先輩。
そんな八乙女先輩の直属の後輩になって毎日忙しい日々を送りたかった。それなら社畜でもいい。



仕事が終わらず、一人で残業していると、不意にとん、デスクに置かれるカフェラテ。顔を上げると隣に立ってる八乙女先輩。



『び、っくりした・・・どうしたんですか・・・』
「忘れもんしたから取りに来たの、したらまだ電気付いてたから」
『すいません・・・』



カフェラテを飲みながら隣のデスクに腰掛ける八乙女先輩。とても足が長いです。ベリーベリーロングフット。



「謝んなくていいって、・・・まだかかりそう?、それ」
『え?』
「終わんの待ってんだけど」
『え!?いいです!先帰っててください!』
「こんな時間に一人で帰らせる方がよっぽど怖いわ」
『でも!』
「口動かしてないで手動かして」
『は、はい』
「俺が送りたいだけだから」
『っ!』
「な?」





八乙女先輩の萌えキュンボディーブローが止まりません助けてくださいもう私は瀕死です。


その後結局自宅近くまで送ってくれる八乙女先輩。その優しさに墜ちる。墜ちてる。墜ちまくってる。




あ~あ、職場にこんな人達いればいいのにな~~~~~~

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